巡回の結果、画面取得がうまくいかなかった場合や、想定していた画面数より少なく感じた場合、以下をお試しください。
1. 巡回対象ドメインを追加する
AeyeScanは事前に許可されたドメインにのみ巡回するため、以下のようなケースではドメインの登録が足りていない可能性があります。
- 認証に外部サイト(Amazon Cognitoなど)を利用している
- GUIとAPIがそれぞれ別のFQDNで構成されている
(https://www.example.com と https://api.example.com )
以下いずれかの方法で必要なドメインを登録してください。
a)手動で追加する(自動巡回前)
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37804932749721
b)リモートブラウザを利用して追加する(自動巡回前)
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/41379887475737
c)AeyeScanが見つけた候補をもとに追加する(自動巡回中 / 後)
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37802250386969
2. 巡回・スキャン対象設定を見直す
スキャン一覧 > 新規スキャン > 巡回・スキャン対象設定にて、除外の対象となるパスを設定している場合、巡回対象の取得を妨げることがあります。除外するパスを必要最低限にするよう、設定を見直してください。
3. 手動巡回(リモートブラウザ)を使用する
自動巡回でログイン遷移やログイン後の画面が巡回できない場合、ログイン処理に手動巡回(リモートブラウザ)を使用することで解決することがあります。その際、ログイン処理以降の画面においては、自動巡回を使用する(手動巡回と自動巡回を組み合わせる)ことが可能です。
詳細は、以下の記事をご参照ください。
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37802265880089
4. フォーム送信の入力がエラーになっていないか確認する
AeyeScanが入力したフォームがエラーとなり、その先の画面に遷移できていない場合があります。
以下の記事を参考に、エラーの内容をご確認ください。
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37804919536281
なお、よくあるエラーと解決方法については、以下の記事をご参照ください。
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37804930282009
5. 描画(表示)の待ち時間を指定する
表示に時間がかかる画面がある場合、以降の画面の自動巡回に失敗することがあります。
以下の記事を参考に、描画待ち時間(Wait時間)を個別に指定してください。
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37802233294361
リモートブラウザでWait時間を指定する方法については、以下の記事をご参照ください。
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37802923471769
6. AeyeScanの自動巡回に関する設定を変更する
対象システムの挙動や実装によっては、自動巡回に失敗することがあります。以下に該当するシーンがある場合、スキャン一覧 > 新規スキャン > スキャン基本オプションの内容を変更してください。
※「スキャン一覧」画面にて、該当スキャンのステータスが「Wait」または「Crawl Error」の場合に のみ編集可能です。それ以外のステータスの場合、スキャンの再作成をお願いいたします。
項目名 | 値 | 項目の説明 | 設定変更が有効なシーン |
ウィンドウ自動制御 |
有効 ✓ 無効 |
タブ(ウィンドウ)が複数開くサイトで、新しいタブ(ウィンドウ)を開く際、自動で制御を行う(有効)か否か(無効)を設定します。 | 新しいタブ(ウィンドウ)を開く遷移が巡回で再現できない場合、かつ、自動巡回とリモートブラウザのいずれでも巡回できない場合に有効です。 |
自動巡回ショートカットアクセス |
有効 ✓ 無効 |
すでに画面遷移図に登録された画面に再びアクセスする際、一部の遷移を省略してアクセスする(有効) か否か(無効)を設定します。 |
ブラウザの「戻る」や「リロードボタン」が使用できないサイトなど、画面遷移順をチェックしているサイトが巡回できない場合に有効です。 なお、リモートブラウザでも巡回できない場合においては、本設定変更では解消しません。 |
aタグ操作 |
自動判別 ✓ クリックする リンク先にジャンプする |
aタグに対する操作として、クリック操作を行うか、hrefに設定されたURLに直接ジャンプするかを設定します。 | aタグによる画面遷移が巡回できない場合に有効です。 |
XHR類似画面判定 |
有効 ✓ 無効 |
XHRが複数送信される場合にXHRの内容を元に類似判定する(有効)か否か(無効)を制御します。 |
自動巡回で過剰に類似判定されて巡回できないページがある場合に有効です。 なお、「指定したボタン・リンクをクリックして再巡回」を行っても巡回できない場合においては、本設定変更では解消しません。 |
手動巡回のShadow DOM対応 |
有効 無効✓ |
手動巡回を行う際に、Shadow DOMに対応した巡回を行う(有効)か否か(無効)を設定します。 |
Shadow DOMが使用されているサイトを巡回できない場合、このオプションを有効化してリモートブラウザによる手動巡回を行うと巡回できる場合があります。 |
※ 「✓」がついている値はデフォルト値です
7. リモートブラウザで記録した操作を編集する
対象システムの挙動や実装によっては、リモートブラウザでの手動巡回に失敗することがあります。
例えば、表示されている画面内に存在しないURLリンクへの遷移が必要となるケースにおいて、リモートブラウザの操作編集機能を使用することで、巡回・スキャンできる場合があります。
詳細は、以下の記事をご参照ください。
https://www.aeyescan.help/hc/ja/articles/37802923444633